むかしむかし、おじいさんの家の裏山に、性悪のあずまっくすが住んでいました。
おじいさんがせっせと畑で働いていますと、あずまっくすは
「やーい、チキンレンズ。チキンレンズ。いくらまいてもなんにもならん!」と、悪口を言い、
夜になると、「根性付けさせてくださいよ!」と逆ギレしながら、おじいさんの畑からせっかくまいた種やイモをぬすんでいきます。
怒ったおじいさんは、畑にワナをしかけてあずまっくすをつかまえました。
そして、あずまっくすを家の天井につるし、おばあさんに「今夜はチキンレンズにしよう」と言うと、そのまま畑仕事にでかけました。
おじいさんがいなくなると、あずまっくすは人のよいおばあさんに言いました。
「おばあさん、おばあさん。こんな風につるされて、わたしもすっかり懲りました。もう悪いことはしませんよ、本当に。お詫びに、あずまっくす秘伝の、うまいまんじゅうを作ってあげましょう。とってもおいしいので、おじいさんが喜びますよ。」
そういうので、おばあさんはあずまっくすの縄をほどいてやりました。